この記事では、ルイボスティーは煮出さないと意味ないと言われている根拠について解説していきます。
健康志向の人に人気の高いルイボスティーですが、ルイボスティーに含まれている成分の中にはしっかり煮出さないと溶け出してこないものが含まれています。
これが、ルイボスティーは煮出さないと意味がないと言われる理由になります。
もちろん、味や香りを目的にするのも楽しみ方のひとつなので、煮出していないルイボスティーに全く意味がないかと言われると、そんなことはないとわたしは思います。
ルイボスティーに含まれている健康成分を余すことなく摂取したいと考えている場合は、煮出した方が良いですよ~的な感じで捉えるのが良いのではないでしょうか。
記事本文では、煮出さないと出てこない成分の詳細やルイボスティーの淹れ方、種類などについても詳しくお伝えしているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!
ルイボスティーは煮出さないと意味ないと言われる根拠について
ルイボスティーに含まれる成分の中で、特に注目されているのが「フライボノイト」という抗酸化作用をもったものになります。
抗酸化作用と言うのは、簡単に言えばわたしたちの体が酸化するのを防いでくれるありがたい成分です。
鉄でもないのに体が酸化するとか言われても戸惑うかもしれませんが、単純に「体を守ってくれている」と考えておけばOKです。
具体的には、フラボノイドを摂取すると…
などの健康効果が期待できると言われています。
ただし、これらの感じ方には個人差があるので、ルイボスティーを飲んだからと言ってすぐ効果がわかるようなものでもありません。この点にはご注意くださいね。
さて、前置きが長くなってしまいましたが、ルイボスティーに含まれているありがたいフラボノイドは、しっかり煮出さないとお湯の方に溶け出してくれない性質を持っています。
水出しにしたり、紅茶のような淹れ方ではフラボノイドはルイボスティーの中に残ったままになっているということです。
つまり、これがルイボスティーは煮出さないと意味ないと言われている根拠になります。
ただし、冒頭でもお伝えした通り、なにもルイボスティーはフラボノイドを摂取することだけが目的ではありません。
ルイボスティーの味や香りが好きで飲んでいるのであれば、ぜんぜん意味なくなんてありません。
好きなルイボスティーを飲んで気持ちがリラックスできるのであれば、それはそれで意味があるティータイムなのですから。
なので、この言葉の前には「フラボノイドをしっかり摂取したいなら」という一文が隠れているという風に覚えておけば良いかとわたしは考えます。
全文を書いておきましょう。
という感じですね(´・∀・)ノ゚
ルイボスティーの上手な淹れ方!煮出し、水出し、お湯出しを解説!
ここからは、ルイボスティーの上手な淹れ方について解説しておきますね!
まずは、フラボノイドを抽出するための煮出して淹れる方法から見ていきましょう。
ルイボスティーを煮出して淹れる方法
やかんにルイボスティーの茶葉かティーバッグを入れます。
2:水を加える
適量の水をやかんに注ぎます。一般的には、一人分につき約200mlが目安です。
3:抽出時間の確認
使用するルイボスティーのパッケージを確認し、推奨される抽出時間に従ってください。
4:タイマーを設定
煮出し時間を守るためにタイマーをセットしましょう。煮出しすぎると味と香りが損なわれるので注意が必要です。
5:火にかける
やかんをコンロに置き、弱火で5分~10分程度煮出します。このとき、蓋はせずに開けておくと吹きこぼれを防げます。
ルイボスティーを水出しで淹れる方法
スッキリとした味わいが特徴の水出しは、特に暑い季節におすすめの飲み方です。
水出しルイボスティーの作り方はとても簡単で、熱を加えずにじっくりと時間をかけて茶葉から味を引き出すことができます。
また、ビタミン類を熱で壊すことなく摂取できる点も水出しの良い部分ですね!
水出し専用のルイボスティーのティーパックを選びます。水出し専用のものは、通常のティーバッグよりも味が抽出しやすく作られているのが特徴です。
2:容器にルイボスティーを淹れる
清潔なピッチャーや大きめのガラス瓶を用意し、中にルイボスティーのティーバックを入れましょう。
4:水を注ぐ
冷たい水をティーパックが浸るくらいに注ぎます。容器のサイズにもよりますが、一般的には1リットルの水に対して1〜2個のティーパックが適量です。
肝心の水についてですが、できるだけそのままの水道水ではなく、浄水器などを通してカルキ成分を除去した浄水を使用することをおすすめします。
カルキが残ったままだと味にも影響するので、美味しい水出しルイボスティーの淹れ方としては気をつけたい部分です。
5:冷蔵庫で一晩置く
フタをして容器を冷蔵庫に入れ、一晩(約8時間)置いてゆっくりと抽出させます。
時間が短すぎると味が薄く水っぽくなってしまうので、8時間程度は抽出するようにしてくださいね!
6:ティーバックを取り除く
抽出した後のティーパックはそのままにせず必ず取り除きましょう。ティーバックを長時間放置すると、せっかくの水出しルイボスティーの味が悪くなる可能性があります。
ルイボスティーをお湯出しで淹れる方法
お湯出しのルイボスティーは、特に時間がないときやすぐに温かいお茶が飲みたいときにおすすめです。
また、お湯出しで作るルイボスティーはリラックス効果も高いので、寒い日には体を温めるのにもぴったり。
ルイボスティーは他のお茶と違って渋みが少ないため、熱いお湯を使っても味が悪くなりにくいのが特徴です!
清潔なティーポットを用意します。
2:茶葉またはティーパックを入れる
ルイボスティーの茶葉やティーパックをティーポットに入れましょう。一般的にはティーポット1つにつき、ティーパック1個または茶葉をティースプーン1〜2杯が適量です。
3:お湯を沸かす
水を沸騰させます。ルイボスティーは高温のお湯を使うことでより多くの栄養成分を抽出されます。
4:ティーバックポットにお湯を注ぐ
沸騰したお湯をティーポットに注ぎます。お湯の量は、使用する茶葉やティーパックの量に応じて加減してください。
ルイボスティーは熱いお湯を使っても渋みが出にくいので、沸騰直後のお湯を使用するのが最適です。
5:じっくり抽出する
蓋をして5分程度待ちましょう。この時間がルイボスティーの風味と栄養を最適に引き出します。
ちなみに、お好みで少し時間を調整しても全然OKです。長めに抽出すると味が濃くなるので、ぜひ試してみてくださいね!
ルイボスティーの種類についてざっくり解説!
ルイボスティーには「レッドルイボス」と「グリーンルイボス」という2つの主な種類があり、それぞれの製法の違いが、味わいや色、利用される場所に影響を与えています。
レッドルイボスティーについて
レッドルイボスは、ルイボスの葉を天日干しや熱風で処理した後、6〜8時間発酵させて作られます。
この発酵過程で、葉の色は鮮やかな緑色から深い茶色に変化し、ルイボス特有の甘く独特な味わいを生み出します。
レッドルイボスはその風味の豊かさから、多くのスーパーマーケットや店舗で広く手に入りやすいのが特徴です。
グリーンルイボスティーについて
一方、グリーンルイボスは発酵させないように急速に乾燥させる特殊な方法で製造されます。
この製法により、葉はその自然な鮮やかな緑色を保ち、あっさりとした味わいが特徴です。
緑茶に似たこの優しい風味は、日本人の味覚にも非常に合うと言われています。
しかし、製法が特殊であるため一般的なスーパーなどではあまり見かけず、輸入食品を扱う店舗での取り扱いが多くなっているようです。
ルイボスティーを飲むおすすめのタイミングや適量について
この見出しでは、ルイボスティーを飲むタイミングと一日の摂取目安について補足しておきますね!
ルイボスティーはノンカフェインなので、就寝前でも安心して飲むことができます。
飲むタイミングについて
ルイボスティーにはマグネシウムが含まれており、この成分が神経を落ち着かせる効果を持っています。
このため、就寝前にルイボスティーを飲むことでリラックス効果が高まり、質の良い睡眠を得ることができる可能性が高まります。
また、温かいルイボスティーを飲むと体がポカポカしてくるので、寒い日や寝つきが悪い夜にも最適です^^
それから、最初の見出しで登場したフラボノイドにはアレルギー症状を緩和する働きも期待できるので、花粉症のようなアレルギーが気になる時期に飲み始めるのもおすすめです。
ちなみに、アレルギー対策としてルイボスティーを飲む場合は、効果を実感するために日常的に飲むことが大切という意見もありました。
無理のない範囲で楽しみながら飲み続けられると良いですね♪
ルイボスティーのアレンジレシピ!おすすめを3つ紹介!
最後に、ルイボスティーをさらに楽しむためのアレンジレシピを3つご紹介しますね!
ルイボスティーのレモンジンジャー
材料
作り方
2:生姜の薄切りをティーポットまたはカップに入れておきます。
3:熱いルイボスティーを注ぎ、レモンスライスを加えます。
4:はちみつを加えて甘みを調整し、5分間そのまま香りが出るように置きます。
5:お好みで生姜とレモンを取り出してから楽しんでください^^
アイスピーチルイボスティー
材料
作り方
2:冷たいルイボスティーにピーチシロップを加えてよく混ぜます。
3:グラスにたっぷり氷を入れ、桃のスライスを数片加えます。
4:混ぜたティーを注ぎ、ミントの葉を飾れば完成!
ルイボスティーラテ
材料
作り方
2:ミルクを温めて泡立て、スチームミルクを作ります。
3:淹れたルイボスティーにバニラエッセンスを加え、よく混ぜます。
4:カップにルイボスティーを注ぎ、その上から泡立てたミルクをゆっくり注ぎます。
5:上からシナモンパウダーを振りかければ完成♪
ルイボスティーが煮出さないと意味ないと言われる理由のまとめ
ルイボスティーは煮出さないと意味がないと言われているのは、ルイボスティーに含まれている抗酸化成分「フライボノイト」がお湯出しや水出しでは抽出されにくい成分だからです。
なので、フラボノイドの効果の抗酸化効果を期待してルイボスティーを飲む場合は、最低でも5~10分くらいは煮出して飲む方が良いと言われているわけです。
かと言って、あまりに長く煮出してしまうと香りが飛んでせっかくのルイボスティーが劣化してしまうので、煮出すのは長くても15分くらいまでにしておきましょう!
繰り返しになりますが、ルイボスティーの魅力はフラボノイドだけではありません。
ルイボスティーの持つ味や香りそのものを楽しむのも全然間違っていないので、ルイボスティーは煮出さないと意味がないと思い過ぎないようにしてくださいね。楽しみ方は自由ですから。
参考になれば嬉しいです^^