今回は、筋子が安いのはなぜなのか?という疑問について、わかりやすくお伝えしていきますね!
値段でいうと筋子っていくらよりもかなりリーズナブルじゃないですか。同じようなものなのに値段に差が出るのが不思議って思っている人も多いかもしれませんね。
いくらに比べて筋子が安いのがなぜかと言うと、こんな理由があるんです!
- 筋子はほぐしてないから
- 未熟な卵も含まれるから
- 供給量や在庫の影響
- 季節による価格変動
そうなんです、ひとつの理由によって筋子が安いのではなく、いくつかの要因が重なることで、筋子はいくらよりも安くなっているのです。
記事後半では、筋子をお家で簡単にほぐす裏技なども紹介しているので、筋子に興味がある人はぜひ最後までチェックしてみてくださいね!
目指せ、筋子マスターヽ(`Д´)ノ≡3
筋子が安いのはなぜ?明確な理由を調べてみた!
それでは早速、筋子がいくらよりも安い理由について見ていきましょう!
冒頭でお伝えした内容をさらに深堀りしてわかりやすく解説していきますね^^
加工にかかる手間とコスト
「筋子」とはサケやマスの卵がくっついた状態を指す名前です。
この状態から、見覚えのあるおいしい「いくら」にするためには一粒一粒の卵を膜から丁寧に取り出し、専用の調味液で味付けをする必要があります。
この過程は手間と時間を要するので、それなりにコストがかかってしまうわけですね。
したがって、加工されたいくらは筋子よりもずっと価格が高くなります。手間ひまかける分、いくらは高級な珍味として扱われるのです。
卵の成熟度と品質
いくらは選りすぐりの完全に成熟した卵のみを使用していますが、これに対し、筋子は成熟していない卵も含まれることがあり、その品質と成熟度にはかなりのばらつきがあります。
完全に成熟した卵は、粒が大きく食感も良好で味わいも濃厚。そのため、いくらの方が一般的には高価になるんです。
簡単に言えば、いくらと筋子には商品としての品質に違いがあるというわけです(筋子が悪いという意味じゃないですよ!)。
どれだけ取れるか?供給量の影響
実は、サケやマスの漁獲量は年によって大きく異なります。
特に豊漁の年は筋子の供給量が増え、市場に多く流通することで価格が自然と下がります。例えば、2022年などは秋サケの豊漁で、筋子の価格が前年に比べて大幅に低下しました。
こういった供給量の増加は、消費者にとってはお買い得なチャンスとなります^^
市場の需要と在庫状況
筋子の市場価格は、在庫状況にも大きく左右されます。例えば、前年度に加工されたいくらが多く在庫されている場合、新鮮な筋子の需要が減少します。
これにより、新しく市場に出る筋子の価格も下がる可能性があるわけですね!
消費者としては、このような市場の動向を理解しておくことが賢い買い物をするためのポイントとなります。
季節による価格変動
筋子の価格は季節によっても変動します。
9月から10月にかけてはサケの季節で、この時期には筋子の特売が行われることが多いです。しかし、シーズンが進むにつれてサケの供給が減少し、結果として筋子の価格が上昇することがあります。
ちょっと長くなってしまいましたが、このあたりが筋子がいくらよりも安い理由になります。
家庭での料理に筋子を使うことで、コスパ良く美味しい料理を楽しむことができます♪
筋子といくらの違いは?基礎的な知識をかなりわかりやすく解説!
ここからは、筋子といくらの違いについて簡単にまとめてみました!
この内容を知らずして筋子やいくらを語ることはできませんよ(●´艸`)
筋子ってどんなもの?
筋子はサケやマスのお腹の中の膜に包まれたままの卵です。このまま塩漬けや醤油漬けにした状態でよく見かけますよね。
筋子の優れていいるちころは、卵が膜で守られている分扱いやすくて保存もしやすい点と言えます^^
では、いくらって?
いくらは筋子から膜を取り除いて一粒一粒ばらばらにした卵です。醤油や塩で味付けされていて、そのプチプチした食感が特徴です。
いくらは成熟した卵を使っていることやほぐし加工のコストがかかっているので、どうしても筋子よりお値段が高めになってしまいます。
加工方法の違いについて
繰り返しになりますが、筋子は基本的にそのまま塩漬けにすることが多いですが、いくらを作るには膜を取り除く手間が必要になります。
そして、その分いくらの方が加工にコストがかかり、価格も高めになっちゃうわけですね。さらに、いくらは加工の過程での品質管理がすごく大事にされている点も見逃せません。
言い方は雑ですが、いくらの方が手間ひまかけて作られているというイメージでしょうか。
味や食感の違いは?
筋子は塩気が強くて味が濃いですが、いくらはもっと繊細な味わいです。そして、いくらはあのプチプチとした小気味の良い食感が楽しめます。
筋子は卵が連なっているので、いくらとはまた違った食べ応えのある独特の食感が特徴になります。
筋子といくらをどう使い分ける?
一般的な意見ですが、筋子はそのままごごはんの上にのせたり、お酒のおつまみにピッタリです。
一方でいくらは、寿司や丼もの、パスタなど、色々な料理に使えて、見た目も華やかなのが特徴です。
かと言って、これが正しい!というものでもないので、筋子をパスタにしても別に間違いではありません!
このように、筋子といくらは同じサケやマスの卵でありながら、その加工方法や味わい、利用方法には大きな違いがあります。
どちらもそれぞれの魅力を持っており、食べ方によって異なる楽しみ方ができる食品ですね♪
筋子のほぐし方!簡単にできる裏技を紹介!
最後に、筋子のほぐし方、しかも誰でも簡単にできる裏技的な方法について補足しておきますね!
必要なもの
ほぐし作業には、泡立て器、まな板や作業台、ボウル、そして4%濃度の塩を溶かした40℃のお湯が必要です。
卵を清潔な状態でほぐす為にも、作業に使う全ての器具は清潔に保つことが重要です!
筋子の裏技的なほぐし方
まな板に置く
筋子をまな板や作業台に置きます。ここでのポイントは、卵が上になるようにして膜が下にくるように置くことです。こうすることで、より卵をほぐしやすくなります。
卵をほぐす
泡立て器を筋子に押し当て、横に滑らせながらこそげ取りましょう。このとき、力を入れすぎずに優しく滑らせるのがコツです。
たったこれだけですが、卵がポロポロと簡単に外れ、卵がつぶれることなくきれいにほぐすことができます♪
卵を塩水で洗う
ほぐれた卵をボウルに移し、用意した塩水で洗います。
この工程で余分な薄皮や汚れを効果的に取り除くことができます。卵が潰れないように、ここでも優しく洗うことが重要です。
しっかり水を切る
洗浄後の卵をザルに移し、しっかりと水分を切ります。
ザルを使用することで、水分を効率よく取り除くことができます。これでまとまっていた筋子がほぐしたいくらの状態に仕上がりました♪
この方法を使えば、筋子を手軽にほぐして美味しいいくらを作ることができます。ぜひ試してみてくださいね!
筋子を使ったおすすめレシピを紹介!ぜひ一度食べてみて!
わたしのおすすめ料理は、「筋子のクリームパスタ」です。
このパスタは、筋子の塩味とクリーミーなソースが絶妙にマッチした一品。作り方も非常に簡単なので、試しに作ってみてくださいね♪
材料(2人分)
- スパゲッティ:200g
- 筋子:80g
- 生クリーム:100ml
- 牛乳:50ml
- バター:10g
- 玉ねぎ:1/2個(みじん切り)
- ニンニク:1片(みじん切り)
- 塩・コショウ:適量
- パセリ:適量(みじん切り)
- パルメザンチーズ:適量
作り方
手順1:パスタを茹でる
大きめの鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩を加えてスパゲッティをアルデンテ(少し固め)に茹でます。茹で上がったら湯を切り、少量のオリーブオイルを絡めておきます。
手順2:ソースを作る
フライパンにバターを溶かし、ニンニクと玉ねぎを入れて弱火で炒めます。玉ねぎが透明になったら、生クリームと牛乳を加え、中火で煮詰めます。
生クリームの量を調整して、好みの濃さに仕上げてくださいね!
ソースが少しとろみがつくまで煮詰めたら、塩・コショウで味を調えます。
手順3:ソースに筋子を加える
ソースが出来上がったら、筋子を加えて軽く混ぜます。筋子は熱を加えすぎると風味が落ちるので、さっと混ぜる程度にしましょう。軽く温める程度で十分です!
手順4:ソースとパスタを絡める
茹で上がったスパゲッティをフライパンに加え、ソースとしっかり絡めます。
手順5:仕上げ
器に盛り付け、みじん切りのパセリとパルメザンチーズを散らして完成です。
筋子が安いのはなぜなのかについてのまとめ
筋子がいくらよりも安いのは、筋子は加工コストがかかっていないのと、成熟しきっていない卵も含まれているという点が大きな理由になります。
そして、その年の漁獲量やその時点での在庫量、そして旬の時期など季節の影響も値段に関係しています。
何も知らないと値段が安い分少し不安に感じてしまいますが、こうして理由を知ってしまうと当然の差と言えますね!
そこまで味にこだわらないのであれば、筋子のままいただくも良し、泡だて器でチャチャっとほぐしていくらのように食べるのもアリです!
特にネットだとまとまった量が安く手にはいるので、ぜひ一度チェックしてみてくださいね(*・∀-)☆