今回は、炊き込みご飯の失敗を再炊飯でリカバーする方法などについて解説してみました!
待ちに待った炊き込みご飯がついに完成!でも、食べてみたら意外とご飯が芯の残っている…そんな経験ありますよね。
ほとんどの場合、少量の水やお酒を加えてもう一度炊き直すとちょうど良い食感になります。
ただ、どれくらいの時間炊き直せばいいのか迷う方も多いでしょう。
通常、ご飯に少し芯が残っている場合、再炊飯時間は「約5分」が目安です。それでもご飯に芯が残っているようなら、一度保温状態にしてしばらく様子を見てみましょう。
多くの場合、これでご飯は十分に柔らかくなります。
記事本文では、炊き込みご飯が上手くいかなかった時の再炊飯の方法だけでなく、
などについてもお伝えしています(´・∀・)ノ゚
もしあなたが作った炊き込みご飯に少し芯が残ってしまった場合は、この記事を参考に美味しくリカバーしてみてくださいね♪
炊き込みご飯に失敗した時は再炊飯してしばらく放置!
炊き込みご飯の再炊飯に挑戦する際は、いくつかのポイントをおさえることが大切です
特に、圧力釜を使用している場合は炊飯の途中でび停止が難しいので、次の見出し(再炊飯以外の方法で復活させる方法方)で紹介する別の方法をお試しください^^
それでは、工程順に詳しく解説していきますね。
まず、再炊飯する前に3合の炊き込みご飯に大さじ1程度の水または日本酒を全体的に振りかけます。水や日本酒の量はご飯の量によって調整してみてくださいね。
水やお酒を振りかけた後は、しゃもじで混ぜずにそのまま炊飯器の蓋を閉めるのがポイントです!
味がついているご飯なので、料理酒よりも塩分の入っていない日本酒の方が適していますが、お酒の量が多すぎるとアルコール臭が強くなるので注意してくださいね。
ステップ2:炊飯ボタン(再加熱ボタン)を押して再加熱
次に、炊飯器に再加熱機能があれば、その機能を利用して再炊飯しましょう。
お使いの炊飯器に再加熱ボタンがない場合は、通常の炊飯ボタンを押して5分間加熱し、5分経過した時点で加熱を止めます。
ステップ3:10分程度蒸らして様子を見る
再炊飯が完了したら、蓋を開けずに10分程度そのまま蒸らしましょう。この後、味見をしてみてご飯に芯がなければ再加熱は成功です。
もしまだ芯が残っているようであれば、さらに10分程度そのまま保温状態で蒸らして様子を見てください。
芯の残り方がよっぽど酷くなければ、この時点で芯がなくなっているかと思います!それでもダメな場合は、次の見出しで紹介する再炊飯以外の方法を試してください!
芯の残った炊き込みご飯を復活!再炊飯以外のやり方を紹介!
芯が残った炊き込みご飯を食べられる状態に持っていく方法には、再炊飯以外にもいくつかあります。
今回は、電子レンジ、土鍋、蒸し器を使った方法をご紹介しますね(´・∀・)ノ゚
これらの方法は、炊飯器の再炊飯に比べて手間や難易度が上がる可能性がありますが(レンジは例外)、効果的に加熱できるので、成功すればより美味しい炊き込みご飯になってくれます。
電子レンジを使用する方法は、ご飯を耐熱容器に移し、ラップをして加熱するだけ。この方法は簡単で忙しい時にも便利です。
次に、土鍋を使う方法。土鍋は直火で加熱するため、ご飯を均一に温めることができます。ただし、火加減のコントロールが難しいのがネックでしょうか。
最後に、蒸し器を使う方法。これはご飯を蒸し器に入れ、蒸気で加熱することで芯を柔らかくする方法です。時間はかかりますが、均等に熱が行き渡ります^^
それぞれの方法には特徴があり、状況や利用可能な道具に応じて選んでくださいね!
電子レンジで復活させる方法
再炊飯と同じくらい簡単にできる方法なら、電子レンジを使った加熱方法がおすすめです!
このやり方は特に少量の炊き込みご飯を復活させたい場合に適しています。もし大量に再加熱する場合は、加熱ムラが生じやすくなるため他の方法を選んだ方が良いでしょう。
お茶碗1杯分くらいのご飯を耐熱容器に平らに広げてラップをします。この際、ご飯を均一に広げることが大切です。
ステップ2:水、もしくは日本酒を振りかける
ご飯に水分を加える際も、炊飯器での再炊飯と同様に混ぜずにそのままにします。水分量は大さじ1くらいでOKですが、ご飯の量や芯の残り具合によって調整してください。
ステップ3:電子レンジで2~3分程度加熱する
電子レンジでの加熱時間は大体で構いませんが、加熱し過ぎるとご飯が乾燥してかたくなってしまうので注意が必要です。加熱中も様子を見てくださいね!
ステップ4:蒸らす
加熱が終わったら、ラップをしたままでしばらく蒸らします。炊き込みご飯の芯をなくすにはこの蒸らし工程が非常に重要です。
ステップ5:味見をして問題なければ完成
蒸らしが終わったら味見をして、芯がなくなっていれば成功です^^
もし芯が残っているようであれば、30秒から1分単位で加熱を繰り返しながら、美味しく食べられる柔らかさになるまで調整してください。
土鍋を使って復活させる方法
土鍋を使った炊き込みご飯の再加熱方法は、特に多量の炊き込みご飯を復活させたい時に適しています。
直火で土鍋全体を均一に加熱することができるので、少し手間はかかりますが、効果的に炊き込みご飯を復活させることができますよ!
また、この方法で加熱すると底面に美味しいおこげができやすいので、炊き込みご飯のおこげが好きだという人には一石二鳥の方法と言えるでしょう♪
土鍋に炊き込みご飯を移します。
ステップ2:ご飯に穴を開けて水を加える
菜箸でご飯に穴を開け、その穴に水を加えます。水の量は50cc程度から始め、ご飯の状態に応じて調整しましょう。
目安としては、鍋底に少し水が溜まる程度です。多少水分を多かったとしても、土鍋とガスの火力で上手い具合に蒸発するのであまり神経質にならなくても大丈夫です!
水を加えた後は必ず土鍋に蓋をしてくださいね!
ステップ3:中火で加熱する
土鍋をコンロに置き、中火で加熱していきましょう。湯気が蓋の隙間から出てきたら弱火にし、その状態で約3分間加熱します。
加熱中にパチパチと音が聞こえたら、それは美味しいおこげができているサインです。
びっくりして蓋を取ってしまうと温度が下がってしまうので、心配せずに3分間しっかり待ちましょう!
ステップ4:蒸らす
加熱が終わったら、蓋をしたまま約10分間蒸らします。蓋を開けるのは我慢し、この時間をしっかりと取ってください。
やはりこの方法でも、蒸らし時間が炊き込みご飯の仕上がりに大きく影響します。
ステップ5:味見をして問題なければ完成です♪
蒸し器を使って復活させる方法
最後にご紹介するのは、蒸し器を使用した方法です。
蒸し器で炊き込みご飯を再加熱するとふっくらとした仕上がりになるので、復活した後の炊き込みご飯の美味しさにこだわりたい場合におすすめの方法です。
蒸し器の便利な点は、途中で蓋を開けて状態を確認できるところでしょうか^^
加熱時間は目安として、ご飯が好みの固さになるまで調整しながら蒸し上げることが可能です。
上手に再加熱すれば、もともと失敗したご飯とは思えないほどの仕上がりが期待できまよ♪
また、空いたスペースに野菜を入れて一緒に蒸せば、炊き込みご飯と一緒に蒸し野菜も作れるので、この方法も一石二鳥です。
ただし、蒸し器から出る蒸気は非常に高温なので、火傷には十分注意してくださいね!
こうすることでご飯が直接蒸気に触れるのを防ぎます。
ステップ2:ご飯を蒸し器に入れる
蒸し器を準備して、炊き込みご飯を中に入れます。
ステップ3:蓋を布巾で包む
ここは水滴の落下を防ぐための重要なステップです。蓋を布巾で包まないと、ご飯が水滴で濡れてしまい、ベチャベチャになる恐れがあるで必ず行いましょう!
ステップ4:コンロで約5分間蒸す
加熱時間は5分を基本として、好みの状態になるまでしっかり蒸し上げます。
ステップ4:味見をして問なければ完了
味見をしてまだ芯が残っているようであれば、また蓋をして数分間追加で蒸してみてくださいね!
炊き込みご飯に芯が残ってしまう原因について解説!
ここからは、炊き込みご飯に失敗して芯が残ってしまう原因について、ざっくりとまとめてみました。
次回から同じ失敗をしないように、ぜひ目を通してみてくださいね!
炊き込みご飯に芯が残ってしまう原因を把握し、次回からは完璧な炊き込みご飯を目指しましょう。
浸水時間が短すぎた
よく言われる原因の一つがお米の浸水不足ですが、現代の炊飯器は性能が良いので、浸水時間が短くてもある程度美味しく炊けることが多いように感じます。
ただ、使用する調理器具によっては浸水時間が重要な場合もあるため、30分~1時間程度の浸水時間を確保すると安心です。
調味料を入れた水で浸水させた
調味料が入った水で浸水させると、浸透圧の関係でお米が水を吸収しにくくなります。
その結果、炊き上がりに芯が残ることがあります。そうならないためにも、調味料を加えた後は早めに炊き始めるようにしましょう!
具材の分量が多かった
具材が多すぎると炊飯器のキャパシティを超え、炊飯器内の温度が適切な温度にならず、芯が残った状態になってしまうことがあります。
わたしの体感では、炊飯器は一度に炊ける限界量で炊飯するよりも、1合程度減らして炊飯した方が上手く炊きあがるように感じます。
どうしてもという場合を除いては、少し炊飯器に余裕を持たせた量で作ることをおすすめします!
具材を混ぜた状態で炊飯した
具材をお米と一緒に混ぜてしまうと、炊飯器内での熱の循環がうまくいかず、炊飯に失敗することがあります。
炊き込みご飯は、基本的に「炊き上がった後に混ぜる」方が上手く炊きあがります!
具材を入れた後に混ぜたくなる気持ちはわかりますが、そこは我慢して乗せるだけにしておきましょう。
油分の多い具材の炊き込みご飯だった
油分が多い材料を使用すると炊飯器内の温度が適切に調節されず、炊き込みご飯に芯が残ってしまうことがあります。
脂の多い食材を使用する際は、余分な脂を取り除く、量を調整する、または具材を別で調理して後から混ぜるなどの工夫が必要です。
味付けを中華風にする場合に、ウェイパーやごま油をたくさん入れてしまった時に起こりやすい失敗なので、油分(脂分)の多いレシピの場合は分量に注意してくださいね!
炊き込みご飯に失敗した時のリメイクアイデア!捨てる前に試して!
最後に、どうしても復活させられなかった時のためのリメイクレシピをひとつ紹介しておきますね!
わたしが個人的におすすめなのは「炊き込みご飯チャーハン」です。
リメイクアイデアとしてはど定番のチャーハンなんですが、炊き込みご飯との相性も抜群なんですよ♪
なんと言ってもすでに味がしっかり入っているので、言ってみれば卵とネギを加えて炒めるだけの超お手軽アレンジというわけです(●´艸`)
【材料(2人分)】
【作り方】
ボウルで卵を溶きほぐす。菜箸で切るように混ぜてくださいね!
ステップ2:具材の準備
ネギをみじん切りにします。もし他に入れる材料があれば小さ目に切っておきましょう。
ステップ3:具材を炒める
フライパンに油を熱し、ネギを軽く炒めましょう。
ステップ4:卵とご飯を炒める
卵をフライパンに加え、大まかに炒める。卵が完全にかたまらないうちに炊き込みご飯を入れ、全体をしっかり炒めましょう!
ステップ5:塩コショウで味を整えれば完成♪
芯の残った炊き込みご飯を復活させる方法についてのまとめ
ということで、失敗した炊き込みご飯を再炊飯して復活させる方法について解説してきました!
炊きあがった炊き込みご飯に芯が残っていた場合は、水か日本酒を上からふりかけて5分程度再加熱し、しっかり蒸らすことである程度は食べられる状態までもっていくことができます。
炊飯器以外であれば電子レンジや土鍋、蒸し器などで再加熱する方法も効果的です。
それでも上手くリカバーできなかった場合は、炊き込みご飯の風味を活かした料理にアレンジするのがおすすめです。
今回はチャーハンの作り方を紹介しましたが、他にも雑炊などさらに柔らかくしてしまうアレンジにも向いています。
ちょっと検索すればたくさんアレンジレシピが見つかると思うので、いざという時はググってみてください♪