今回は、フレンチトーストの生焼けは大丈夫なのか?という疑問についてお伝えしていきます!
ふわふわ美味しいフレンチトーストですが、作り方、焼き方によっては中がとろっとした状態に仕上がってしまうことがあります。これって、食中毒になったりしないのでしょうか?
結論からお伝えすると、新鮮な材料と清潔な調理器具を使って作ったフレンチトーストを作ってからすぐに食べたのであれば、少々中身がとろっとしていても大丈夫です。
逆に、賞味期限ギリギリの材料で前日に仕込んだフレンチトーストを朝に焼いてお昼に食べるみたいなことをすれば、それなりに食中毒のリスクはあると思います。さっきの逆ですね。
記事本文では、このあたりについてさらに詳しく解説し、フレンチトーストの中まで火を通す方法などについても解説していきます。
フレンチトーストの生焼けが不安な人は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!
フレンチトーストの生焼けは大丈夫?食中毒の危険性について!
そもそも、お家で作るフレンチトーストの中身はかなりしっとりしている場合が多いので、それを生焼けと呼ぶのかどうかというところから考える必要があります。
この状態を生焼けと呼ぶのであれば、基本的にはそのまま食べても大丈夫ということになります。
なぜなら、わたし達は普段から生卵を使った卵かけご飯を平気で食べているからです。卵かけご飯が大丈夫なら、フレンチトーストの中の柔らかい部分も大丈夫だという考えです。
フレンチトーストの卵液もほとんどミルクセーキみたいなものですからね、ミルクセーキなら温めるだけで飲んでいますし。
しかし、それはそのフレンチトーストがどのような条件で作られたか、どのような状況で食べたかによっても違ってきます。
食中毒になるにはそれなりの理由があって、
のような原因がどこかに潜んでいます。
鮮度の悪い食材を使った
フレンチトーストの場合だと、卵や牛乳の鮮度が重要になってきます。
どちらも傷みやすい部類の食材なので、このふたつが古くなって傷んでいたら、当然それらで作ったフレンチトーストも危険ということになります。
調理器具が清潔じゃなかった
いくら新鮮な材料を使っていても、調理器具に雑菌がいっぱいくっついていたら意味がありません。その雑菌が卵液の中に混ざり合い、その卵液に食パンをひたすのです。
そして、その卵液を生焼けの状態で食べてしまうとのですから、当然食中毒のリスクが上がります。
食べる前に傷んでしまった
次に考えられるのが、作ってから食べるまでにかなり時間がたってしまったケース。
冒頭でもちょっと大袈裟に書きましたが、前日に作った卵液を使って翌日に作ったフレンチトーストをお昼を過ぎてから食べるみたいな場合です。
これはかなりいろんな要因が関わっているのでややこしいのですが、要するに食べる前に傷んでしまうということです。
特に、気温の高い季節に常温でお昼まで放置していた場合などは食中毒のリスクが高まります。フレンチトーストじゃなくても高まりますけどね。
フレンチトーストを前日から仕込む場合の注意点などについてはこちらの記事で詳しく解説しています!
卵にサルモネラ菌がくっついていた
卵を扱う料理の場合にたいてい出てくるのが「サルモネラ菌」です。
卵にサルモネラ菌がくっついて、それが調理器具やお皿にくっついて、それが食中毒を引き起こす原因になりますよと。そういう流れで説明されることが多い印象です。
サルモネラ菌は少しの数でも食中毒を引き起こすので危険視されている細菌で、やっつけるには75℃以上で一分以上は加熱する必要があるとされています。
ただし、わたしくし個人的にはこの点については少し意見が違います。
たしかにその通りではあるんですが、その前に、お店で売られている卵にサルモネラ菌がついている確率は非常に低いということをお伝えしておきたいと思います。
昔と違って現在流通している卵に関して言えば、パック詰めされる前に洗浄、除菌するのが当たり前になっているので、サルモネラ菌も無事ではいられません。
何度も同じことを言ってすみませんが、それを言い出したらお家で気軽に卵かけご飯が食べられなくなってしまいます。
まとめると、
理屈としてはサルモネラ菌がついたフレンチトーストを生焼けのまま食べてしまうのは食中毒になる危険性がありますが、そもそもサルモネラ菌がついている可能性が非常に低いので、この点についてはあまり気にしなくて良い
とわたしは考えます。
ちょっと熱くなって勢いで書いてしまっいましたが、これらの理由から、
新鮮な材料と清潔な調理器具を使い、作ってすぐ食べるのであれば多少生焼け(中がとろとろ)でも基本的には大丈夫!
という結論に至るわけです(´・∀・)ノ゚
フレンチトーストの中まで火を通す方法について解説!
ここまで読んでもフレンチトーストの生焼けがこわい!と感じてしまう場合は、生焼けにならないようにしっかり中身まで火を通すしかありません。
中身まで確実に火を通したいのであれば、フライパンで焼く時にふたをするやり方が効果的です。ある程度焼き目がついたら火を弱めて、数分間ふたをした状態で加熱します。
どんな食材でもそうですが、ふたをして加熱すると蒸し焼きの状態になるので、ふたなしで焼くよりもしっかり中心部まで加熱することができます。それこそ生焼けが気になる鶏肉に使う手法ですね。
フレンチトーストは特に水分が多いので、この蒸し焼きがかなり効果を発揮するはずです!
それよりももっと簡単に生焼けを防ぐ方法なら、電子レンジで再加熱するのがおすすめです。
電子レンジは加熱ムラがあるので個人的にはあまり好きではありませんが、食材の中から火を通せるという点では非常に有効な手段です。
ただし、フレンチトーストの水分の多さが裏目に出て、加熱後はお皿ごと非常に熱くなるので、取り出す時にはやけどに注意してくださいね。
あと、生焼け防止には卵液を必要以上にパンに吸わせないというのもひとつの手です。表面とちょっとくらいのところまでで卵液を止めておくことで、中が生焼けになる可能性を下げるのです。
ただし、この場合は中が普通の食パンのままというケースも多々あるので、しっとり系のフレンチトースト好きには一長一短の方法となってしまいます。
それでも生焼けになる確率は非常に低くなるので、中身が食パンでも大丈夫という人はお試しください♪
フレンチトーストの生焼けは大丈夫なのかについてのまとめ
フレンチトーストは卵と牛乳をたくさん使う料理なので、生焼け(中身がとろとろ)のまま食べる場合は、食材の鮮度、調理器具の清潔さ、食べるまでの時間に十分注意する必要があります。
しかり逆に言えば、これらの点をすべてクリアしていれば必要以上に中身がとろとろなのをおそれる必要はりません。
厳密に言えば、サルモネラ菌による食中毒が発生することもあるかもしれませんが、卵を生で食べている現代において、その可能性はかなり低いものと考えられます。
例外として、お腹の弱い人や子ども、お年寄りが食べるような場合は生焼けの状態はあまり好ましくないので、中までしっかり火を通した状態で食べてもらうようにしましょう。
フライパンにふたをして焼く方法や電子レンジを活用する方法であれば、フレンチトーストに中までしっかり火を通すことができますので、ぜひ取り入れてみてくださいね^^