今回は、カレーの白い膜は何なのか?という疑問についてお伝えしていきます。
数日前に作ったカレーを食べようと鍋のふたを開けたら、表面になにやら白い膜のようなものがはっていることがあります。
これはカレーの表面に発生したカビの可能性がるので、安易に食べるのは非常にリスキーです。
場合のよっては、単純にお肉の脂肪分が冷えて固まってだけということもあるので、カビなのか油なのかを見極めるkとも大切です。
とりあえず、今目の前にあるカレーの白い膜の表面がつるっとしていれば油の可能性が高いので、ひとまず安心してもらってOKです^^
記事本文では、そのあたりについて詳しく解説しながら…
- カレーでおこる食中毒の特徴
- カレーの冷蔵&冷凍保存の方法
などについても詳しくまとめいるので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね!
カレーの白い膜の正体は?カビと油の見分け方も解説!
カレーの白い膜はカレーが保管されている間によく目にするもので、特に暖かい季節や室温で長く置かれていると現れやすいんです。
実は、この不思議な白い膜は「カビ」が原因のことが多いのです。以下に詳しくご紹介しますね!
カレーに現れる白い膜の正体とは?
まず疑うのはカビの可能性
主にこの白い膜はカビによるものです。カレーには栄養が豊富に含まれていて、それがそのままカビのごちそうになってしまいます。
冷やすのを忘れたり、暑い日に長時間放置するとカビが繁殖し、カレーの表面に白い膜として現れまることがあります。
場合によっては油の可能性も
ただし、カレーの白い膜がすべてカビというわけではありません。
ひょっとしたらカレー内の脂肪分が固まって膜のように見えることもあるんです^^
この場合は加熱すればカレーの白い膜は溶けてなくなるので、食べても大丈夫です!
カレーのカビと油の見分け方は?
白い膜がカビの場合
カビが生えたカレーは、腐っている可能性もあるので白い膜以外にも様々な特徴を見せることがあります。
油が固まった場合
一方、カレーの脂肪分が固まった場合は以下のような特徴があります。
簡単な見分け方
カレーを美味しく安全に楽しむためにも、これらのポイントをおさえておいてくださいね♪
カレーで食中毒になるとどんな症状がでるのか調べてみた!
ここまでお伝えした通り、カレーの表面に白い膜が見えたら、それはカビである可能性があります。
また、カビが生えるようなカレーは腐ってしまっている可能性もあるので、白い膜を取り除いて食べたりすると食あたりや食中毒を引き起こす原因になってします。
カレーの食中毒で特に注意しておきたいのが「ウエルシュ菌」の存在です。
以下にその特徴をまとめておきますね!
ウェルシュ菌は食中毒を引き起こす可能性がある細菌の一つで、特に煮込み料理やカレーなどの調理済み食品に見られます。
ウェルシュ菌は厳密には無酸素状態で生育する細菌ですが、酸素がある状況でも生き延びることができるとされています。
この菌は高温にも耐える特性があり、100度での加熱でも完全には無害化しないため、再加熱しても安全とは限りません。
主に赤肉や鶏肉、煮込み料理など、温度管理が不適切な食品から発生します。料理が適切な温度で保存されていない場合、ウェルシュ菌が増殖するリスクが高まるので注意が必要です。
ウェルシュ菌による食中毒は、消費後6時間から24時間で発症することが多く、主な症状には激しい腹痛と下痢があります。
嘔吐や発熱を伴うことは少ないですが、症状は通常24時間以内に解消されることが多いようです。
ウェルシュ菌のリスクを減らすためには、食品を約5℃~60℃以外の温度帯にすることが重要です。料理は調理後速やかに60度以上に保つか、または5度以下に冷却すると良いでしょう。
その他にも食品を腐敗させる雑菌は空気中にたくさん漂っているので、
のような特徴があれば食べずに処分するようにしてください!
出てくる症状もカレーがどのような状態かによって変わってきますが、食べた後からいつもと様子が違うと感じるのであれば、食あたりや食中毒の可能性があります。
ウエルシュ菌以外が原因の場合は嘔吐することもあるので、ある程度時間がたっても回復しない場合は病院に行って診察してもらいましょう。
カレーが腐るとどうなるの?簡単な見分け方について!
カレーが腐っている場合の特徴についてはすでに何度も書いていますが、重要な部分なので以下のもう一度まとめておきます。
作ってから時間のたったカレーに以下のような特徴が確認できた場合は、絶対に食べずに捨てるようにしてくださいね!
白い膜や斑点
カレーの表面に白い膜や斑点が見えたら、カビのサインかもしれません。カビは食品が腐る兆候の一つです!
糸を引く
カレーをすくうと糸を引くような現象が起こったら、それは細菌やカビの影響で腐敗が進んでいる証拠です。
異臭
腐ったカレーは酸っぱい匂いや腐敗臭がします。これに加えカビ臭い場合もあるので注意しましょう。
味の変化
味が酸っぱくなったり、変わっている場合も腐敗のサインです。
ただし、安易な味見は危険なので、味見をする前に他の兆候がないかを確認しましょう!
泡が出る
カレーを温めた時に泡が出るのも腐敗している可能性があります。
具材の変色
カレーの具材、特に野菜や肉が変色している場合は腐敗が進んでいる証拠です。
食べきれないカレーの保存方法に注意!正しい保存方法について!
カレーは傷みやすい食品なので、適切な保存方法を守ることが大切です。
最後にカレーの冷蔵保存と冷凍保存の方法について補足しておきますね!
冷蔵での保存
カレーが煮終わったら、なるべく早く粗熱を取ります。このとき、カレーをかき混ぜながらで均等に冷ましましょう。
冷めたカレーを小分けにして保存容器またはジップ付きの保存袋に入れて冷蔵庫にで保存します。これにより、カレーが素早く冷え、保存期間中の品質が保たれます。
カレーを容器に入れる際は、容器を選ぶこともポイントです。保存袋以外であればガラス製の容器が色移りや匂い移りが少ないのでおすすめです。
冷蔵保存の場合、カレーは2~3日で食べきるようにしてくださいね!
冷凍での保存
カレーを完全に冷ますことが重要です。完全に冷めたら、一食分ずつ小分けにして保存容器に入れます。
根菜類(特にじゃがいもやにんじん)は冷凍すると食感が悪くなることがあるため、取り除くか、すりつぶしてから冷凍すると良いでしょう。
金属製のトレーの上に乗せて凍らせば、冷凍時間を短くすることができますよ!
冷凍保存したカレーは1週間以内を目安に食べきるようにしましょう。
カレーの保存においては、特に夏場や気温が高い時期には注意が必要です。
また、保存方法に関わらず保存期間を守り、保存状態をこまめにチェックして、異常が見られた場合は食べずに廃棄するようにしてくださいね!
カレーの白い膜についてのまとめ
カレーの白い膜は脂肪分が固まっただけの場合もありますが、カビが生えてしまっている可能性もあります。
カビと油は表面の特徴を見ればすぐにわかるので、この記事を参考に観察してみましょう!
表面がつるっとしていて、加熱して溶けていけば脂肪なので食べても大丈夫です。
もしカレーの白い膜がカビだった場合は、カビだけでなくカレーそのものが腐ってしまっている可能性が高いので、食べずにそのまま処分するようにしてください。
大丈夫だろう安易に口にしてしまうと、食あたりや食中毒になってしまう可能性があります。
カレーに限らず食品には腐りやすい温度帯があるので、調理した後は速やかにその温度帯から外れるように温度管理をしてあげることが大切です。
何となく常温で放置するのが一番危険なので、高い温度を維持するか、逆に冷蔵庫に入れて低い温度で保存するようにしてくださいね!