今回は、しいたけがすっぱい状態のまま食べてしまったらどうなるのか?という疑問についてお伝えしていきます!
ちょっと古くなったしいたけを調理して、食べてからなんだかすっぱい…と気付くようなことがありますが、これはそのしいたけが腐って食べられない状態になっているからです。
味がすっぱいレベルになるまでダメになったしいたけは加熱してもダメ。
加熱したくらいでは無害にはならないので、もったいないですがそのすっぱいしいたけは処分してくださいね!
本文では、このあたりについてさらに詳しく解説するとともに…
- しいたけが腐った時の特徴
- 新鮮なしいたけの見分け方
- しいたけの正しい保存方法
などについてもまとめているので、しいたけをよく食べる人はぜひ参考にしてみてくださいね^^
しいたけがすっぱい状態で食べてしまった!加熱してれば大丈夫?
冒頭でもお伝えした通り、しいたけがすっぱく感じる主な原因は「しいたけの腐敗」によるものです。
きのこ類は自然と水分を多く含むため、特に湿度が高い環境下ではしいたけに雑菌やカビが繁殖しやすくなります。
これが進むと酸っぱい臭いや味が発生し、きのこが見た目にも悪くなることがあります。
しいたけは他のきのこ類と同様に腐りやすく、腐敗が進むと酸っぱい臭いや味が強くなるため、そのような状態のしいたけは食べるのを避けるべきです。
そして重要なのが、すっぱいしいたけは加熱しても無害にはならないということ。これは、雑菌やカビは加熱しても完全にはやっつけられない場合があるのが理由です。
特にカビの一部やその毒素(マイコトキシン)は、高温でも耐えるため、加熱調理しても安全とは言えません。
カビ毒は、体内に入ると思わぬ健康被害を引き起こすこともあるので、大丈夫だろうと軽く考えないようにしましょう。
前置きが長くなってしまいましたが、酸っぱいしいたけを食べてしまった場合のリスクとしては、やはり「食中毒」が挙げられます。
もちろん食べた人の体調や胃腸の強い弱いなども関係してくるので、すっぱいしいたけを食べてしまったからと言って全員が食中毒になるわけではありません。
ただし、すっぱい状態になってしまったしいたけを食べるということは、そのリスクがあるということは覚えておいてくださいね!
食中毒の症状としては、腹痛、下痢、嘔吐、発熱などが一般的で、これらが現れた場合は迅速な対応が必要です。
特に重要なのは、適切な水分補給と安静を保つことです。これにより体力の消耗を防ぎ、自然治癒力を高めることが期待できます。
また、症状が重い場合や24時間以上改善が見られない場合は、速やかに医療機関を受診し、専門的な治療を受けるようにしてください!
詳しくは後ほど解説しますが、しいたけの選び方としては、表面が乾燥していてほんのり艶があるもの、臭いが新鮮で自然な香りがするものを選ぶことが大切です。
また、購入後は冷蔵保存することで鮮度を保ち、早めに調理して食べてしまうことが望ましいですね!
しいたけが腐った時の特徴は?臭いや見た目で判断する方法!
しいたけが腐っているかどうかを正確に見極めるためには、色、臭い、触感など複数の観点からチェックすることが重要です。
ここでは、腐ったしいたけの特徴を詳しく解説していきます!
色の変化
腐ったしいたけはいくつかの色の変化を示します。主な変化としては次のようなものがあります。
臭いの変化(異臭がする)
腐ったしいたけは酸っぱい臭いや腐敗臭を発します。このような異臭がするしいたけは食べるのを避けるべきです。
触感の変化
しいたけがダメになってくると触った感じや表面にも変化があらわれます!
味の変化(すっぱくなる)
先ほどお伝えした通り、腐ったしいたけはその味にも変化が表れます。特に、この記事のテーマである酸っぱい味がするしいたけは腐敗している可能性が高いです。
しいたけに限らず、食品が酸っぱくなるのは腐敗の一般的な特徴なので、食べるのは避けるべきです!
その他のサイン
腐るのとは違いますが、以下のその他にも以下のような食べられない状態のサインがあります!
これらの特徴を見極め、腐ったしいたけは食べずに廃棄することが最も安全です。新鮮なしいたけを選び、適切に保存し、調理前には必ず見た目や臭い、触感をチェックしましょう!
新鮮なしいたけの見分け方!購入時のチェックポイントを紹介!
しいたけを購入する際には、新鮮さを見極めることがとても大切です。
カサの色やツヤ、裏のヒダの色、軸の太さと硬さ、触感と匂い、そしてパッケージの状態まで、細かくチェックしましょう。
ここでは、新鮮で美味しいしいたけを選ぶためのポイントをご紹介しますね!
カサが開ききっていない
新鮮なしいたけのカサは焦げ茶色でツヤがあり、まだ開ききっていないものを選びましょう。カサが開きすぎていると、鮮度が落ちている可能性が高いため、注意が必要です。
裏のヒダの色が変色していない
しいたけのカサの裏側にあるヒダの色も鮮度のバロメーターです。新鮮なものは白っぽい色をしていますが、茶色く変色している場合やヒダが崩れている場合は、鮮度が落ちています。
軸が太くしっかりしている
軸も新鮮さを確認する重要なポイントです。新鮮なしいたけの軸は太く、短く、しっかりと肉厚なものが理想的です。
軸が細くなったり、柔らかくなったりしている場合は、鮮度が落ちている証拠です。
しっかりした触感と硬さを感じる
新鮮なしいたけはしっかりとした硬さが感じられます。触ってみて、カサがしっかりしているものを選びましょう。
柔らかすぎるものや、ぬめりがあるものは避けた方が無難です。
しいたけらしい匂いがする・異臭がしない
新鮮なしいたけは、きのこ特有の良い香りがします。酸っぱい臭いや他の異臭がする場合は、鮮度が落ちている可能性が高いので避けましょう。
パッケージの内側に水滴がついていない
しいたけがパックに入っている場合は、パッケージの内側に湿気がたまっていないかも確認しましょう。湿気が多いと、しいたけが腐りやすくなるため、鮮度の保持には不向きです。
しいたけを購入する時は、これらのポイントを押さえて新鮮で美味しいしいたけを選んでくださいね。
新鮮なしいたけを選べば、美味しく食べられる時間も長くなりますよ^^
しいたけの保存方法!腐らせないために気をつけたいことは?
しいたけを酸っぱくさせずに新鮮な状態で保つためには、適切な保存方法が非常に重要です。
ここでは、冷蔵保存、冷凍保存に加え、干ししいたけにする方法を詳しく紹介し、それぞれの利点と手順を解説します。
これらの方法を活用して、しいたけを美味しく長持ちさせましょう♪
冷蔵保存
しいたけは洗わずにそのまま冷蔵庫で保存することが基本です。これにより、余分な水分を防ぎ、傷みを最小限に抑えることができます。保存は1週間以内が目安です。
- しいたけの石づきを上にしてキッチンペーパーや新聞紙で包みます。
- 包んだしいたけをポリ袋に入れ、軽く口を閉じます。
- 冷蔵庫の野菜室で保存し、なるべく1週間以内に食べ切ることをおすすめします。
冷凍保存
冷凍はしいたけを長期間保存するのに適した方法です。冷凍することでしいたけの細胞壁が壊れ、旨みが増す効果があります。保存期間は約1ヶ月が目安です。
- しいたけの石づきを切り落とし、傘と軸を分けます。
- 食べやすい大きさにカットします。
- カットしたしいたけをジッパー付きの保存袋に入れ、空気を抜いて密封します。
- 冷凍庫で保存します。使用する際は凍ったまま調理に加えることができます。
干ししいたけにする
干ししいたけにすることで、しいたけの保存期間をさらに延ばし、その旨みも増します。保存期間は約2ヶ月が目安です。
- しいたけを薄切りにし、重ならないように並べます。
- 直射日光の当たる風通しの良い場所で2〜5日間干します。
- 完全に乾燥したら、密閉容器やポリ袋に乾燥剤とともに入れて保存します。
- これらの保存方法を適切に実行することで、しいたけを新鮮な状態で長く楽しむことができます。適切な方法を選んで、しいたけの鮮度を保ちながら美味しくいただきましょう。
しいたけがすっぱいまま食べてしまった時の対処法まとめ
しいたけがすっぱいのは、そのしいたけが傷んですでに食べられない状態になっていた可能性が非常に高いと考えられます。
それをそのまま食べてしまったら、場合のよっては食中毒を引き起こす原因なってしまうかもしれません。
そして、すっぱいしいたけは加熱調理しても食べられるようにはなりません。
しいたけの限らず傷んだ食材についているであろう雑菌やカビは加熱したくらいではやっつけられないからです。
万が一、すっぱいしいたけをそのまま食べてしまって体調に悪い変化現れた場合は、安易に考えずに病院で診察を受けるようにしましょう!
鮮度の良いしいたけを買って、適切な方法で保存し、すっぱくなる前に食べきってしまうのが理想的ですね^^