鶏肉の電子レンジを使った調理は非常に手軽で魅力的な方法ですが、調理の仕方によっては中心部分まで火が通らず生焼けになってしまうこともあります。
そうならないためにも、加熱時間の目安は確実におさえておきたいものですね!
鶏肉を電子レンジを使って調理する場合の加熱時間は…
が一般的な目安とされています(´・∀・)ノ゚
レシピや料理の本によっては多少ばらつきがあるとは思いますが、とりあえずこのくらいはしっかり加熱しないとダメということですね。
この記事では、電子レンジで加熱する時のポイントやおすすめレシピなども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
鶏肉の電子レンジの加熱時間の目安は?
電子レンジで鶏肉を調理する際には、加熱時間の目安を知っておくことが重要です。
一般的には、「600Wの電子レンジで鶏肉100gあたり約2分間加熱する」のが加熱時間の目安とされています。
例えば、300gの鶏もも肉の場合は、おおよそ6分間の加熱が必要になります。ささみに関してはもっとシンプルで、1本あたり約1分加熱すればOKと覚えておきましょう。
ただし、この加熱時間はあくまで目安なので、この通りにすればいつでも完璧というわけではありません。
電子レンジの機種や鶏肉の厚さ、形状によって、完全に火が通る時間は異なるということを忘れないようにしてくださいね!
特に、大きめの鶏肉を1枚丸ごと加熱する場合には、電子レンジ特有の加熱ムラに注意が必要です。
大きな鶏肉を電子レンジで加熱する場合は、加熱した後鶏肉を取り出して、分厚い部分に切れ目を入れて中心部までしっかりと火が通っているかを確認することが大切です。
もし生焼けの部分があれば、再度電子レンジで加熱し、中心部まで火をしっかり通すようにしましょう。
ただし、加熱のし過ぎはせっかくの鶏肉がパサパサになってしまいます。この状態を避けるためには、追加加熱は30秒単位で様子を見ながら行うのがポイントです。
また、鶏肉を電子レンジで調理する際には、お皿に乗せた鶏肉をラップでふんわりと覆ってから加熱してください。これにより、熱の伝わり方や仕上がりの食感が良くなります^^
鶏肉の電子レンジを使った調理は時間もかからず便利な方法ですが、火の通り方には十分注意して安全で美味しい鶏肉料理を作ってくださいね!
鶏肉は電子レンジでも大丈夫?食中毒について解説!
電子レンジを使用して鶏肉を調理する際、最も気をつけなければならないのは食中毒のリスクです。
言うまでもありませんが、鶏肉の食中毒は主に加熱不足によって生じます。
電子レンジで鶏肉を加熱する際の一般的な問題として、加熱時間の不足や鶏肉が分厚過ぎること、そして加熱ムラが生じることが挙げられます。
さらに、生の鶏肉に触れた後に十分加熱していない食器や他の食材に触れることも食中毒の一因となってしまいます。
食中毒の原因となる菌で注意したいのは、鶏肉に付着する可能性のある「カンピロバクター」です。
この菌は鶏肉だけでなく多くの動物の腸内に存在し、食肉加工の過程で外部に付着することがあります。どの鶏肉にくっついているかわからないのがやっかいなところですね…。
さて、そんなカンピロバクターは熱に弱く、中心部を75℃以上で1分以上加熱することで対処することができます。そのため、しっかりと加熱調理を行えば、カンピロバクターによる食中毒は心配しなくても大丈夫なんです。
万が一、カンピロバクターで食中毒になった場合は、下痢や腹痛、吐き気、嘔吐、発熱などの症状が出ることがありますが、健康な成人であれば、あまり重症化することは少ないと言われています。
それでも、子供や高齢者、免疫力が低下している人は重症化するリスクがあるので、食卓を囲む人に該当する人がいる場合には十分な注意が必要となります。
あと、カンピロバクターは潜伏期間が2~5日と割と長いので、食べて時間がたってから調子が悪くなる可能性も0ではないので、その点にはご注意ください。
繰り返しになりますが、電子レンジでの鶏肉調理では、「中心部を75℃以上で1分以上加熱する」ことがポイントになります。
この基準を満たせば、電子レンジだけでの調理でも食中毒のリスクはかなり低減されるので、焦らず鶏肉の状態を確認しながらしっかり火が通るまで加熱するようにしてくださいね!
鶏肉に電子レンジで火を通すコツ!生焼け防止のポイント!
ここからは、鶏肉を電子レンジで美味しく、かつ安全に調理するためのコツについてお伝えしていきますね。
これらを意識しながら調理すれば、鶏肉の加熱ムラや生焼けのリスクを減らし、安全で美味しい鶏肉料理を楽しむことができますよ♪
小さめサイズで均等にカットする
均等にカットした一口サイズの鶏肉は、電子レンジで加熱する際に火が均一に通りやすくなります。
加熱ムラを防ぎ、より美味しく仕上げるため、事前に適切なサイズにカットすることが大切です。
適切な耐熱容器を選ぶ
鶏肉を入れる容器は、電子レンジ用の耐熱容器を選びましょう。容器の材質によっては熱の伝わり方が不均一になり、加熱ムラを生じさせることがあります。
また、容器の形状も重要で鶏肉を広げられるサイズの容器の方がムラなく加熱しやすくなります。
調理前に鶏肉に穴を開ける
カットせずに丸ごとまたは大きな塊の状態で加熱する場合は、フォークや竹串を使って鶏肉に数か所穴を開けておくことで、鶏肉の内部へ熱が伝わりやすくなります。
ちょっとしたことなんですが、このひと手間で加熱ムラを減らし、鶏肉に火を均等に通すことができます^^
加熱の途中でひっくり返す
電子レンジはどうしても食材の下の方に熱が集まりやすくなってしまいます。なので、そのままだと場合によっては上の方が生焼けになってしまうことがあるんです。
この状態を防ぐためには、加熱途中で鶏肉をひっくり返すのが効果的です。
ちょっと手間なんですが、こうすることで全体に熱が行き渡りやすくなります。特に厚みのある鶏肉を加熱する際に有効なので、カットせずに加熱する時はぜひ試してみてくださいね!
少量の水分を加える
特に胸肉などの乾燥しやすい部位を調理する場合、少量の水を加えるか、鶏肉に軽く水を振りかけてからラップをすると加熱時の乾燥を防ぐことができます。
水分が蒸発して鶏肉を柔らかく保ち、ジューシーな仕上がりにするのに役立ちます♪
加熱後は生焼けチェックを
最も重要なのは、加熱後に鶏肉の中心部までしっかり火が通っているかを確認することです!
外見だけで判断せず、分厚い部分を切って中心がしっかり加熱されているかチェックするようにしましょう。
鶏肉の中にピンク色が残っているようであれば、それは生焼けのサインなので、追加で加熱してピンク色の部分が残らないようにしっかり火を通しましょう!
加熱後の休ませ時間を設ける
鶏肉を電子レンジで加熱した後は、ラップをしたまま数分間休ませることで鶏肉内部の温度が均一になり、余熱でじんわりと火を通すことができます。
電子レンジの庫内を清潔に保つ
驚くかもしれませんが、電子レンジ内の清潔さも加熱ムラに影響します。
油や食材のごみで庫内が汚れていると、加熱効率が落ち、結果としてムラが生じやすくなる可能性があります。
なので、定期的に電子レンジの掃除を行い、衛生的な状態を保つことも大切です!
鶏肉をレンジで美味しく!「鶏もも肉のピリ辛ハニーマスタード」
最後に、電子レンジを使ったおすすめの鶏料理をひとつ紹介させていただきます♪
材料
作り方
鶏もも肉は余分な脂を取り除き、一口大にカットします。全体に塩、こしょうを振りかけ、オリーブオイルをまぶしておきます。
手順2:ハニーマスタードソース作り
マスタード、はちみつ、醤油を混ぜ合わせ、ピリ辛がお好みなら赤唐辛子を加えてよく混ぜます。
手順3:電子レンジで鶏肉を加熱
鶏もも肉を耐熱容器に入れ、600Wの電子レンジで約5〜6分加熱します。加熱時間は鶏肉の量や電子レンジの機種によって調整してください。
手順4:ソースを絡める
加熱した鶏もも肉を取り出し、一旦ハニーマスタードソースを全体に絡めます。この時、鶏肉が熱いうちにソースを絡めると、味がよく染み込みます。
手順5:仕上げの加熱
ソースを絡めた鶏肉を再び耐熱容器に戻し、電子レンジで追加で1〜2分加熱して完成です。
鶏もも肉のピリ辛ハニーマスタードはそのままでも美味しいですし、ご飯のおかず、サラダのトッピング、またはパーティーのおつまみとしても大活躍します。
ピリ辛と甘みのバランスが絶妙で、一度食べたらやみつきになること間違いなしです(●´艸`)
まとめ
電子レンジを活用した鶏肉調理法は、忙しい日々においても手軽に美味しい料理を楽しむことができる素晴らしい方法です。
鶏肉の電子レンジの加熱時間の目安は、鶏肉100gあたり2分間(600Wを想定)の加熱が一般的な目安ですが、分厚い部分や電子レンジ特有の加熱ムラには十分注意する必要があります。
鶏肉を一口サイズにカットしたり、フォークで穴をあけるなどの小さな工夫を加えることで、加熱ムラを防ぎ、均一に火を通すことができます。
また、カンピロバクターなどの食中毒の原因菌を避けるためには、鶏肉の中心部を75℃以上で1分以上加熱することが大切です。この基準を守ることで、安全に鶏肉料理を楽しむことができます。
ここで紹介したポイントやレシピを活用して、美味しくて安全な鶏肉料理をたくさん作ってくださいね^^