今回は、ししとうの種が黒いのはなぜなのか?というテーマでお届けします!
ししとうの種は普通真っ白なんですが、カットしてみたら時々黒や茶色に変色していることがあります。
そんな色の種を見ると、このまま食べて大丈夫なのか不安になっちゃいますよね?
結論からお伝えすると、ししとうの種が黒いのは鮮度が落ちているからです。
種が茶色い場合も同じく鮮度が落ちているサインなので、別に食べてしまっても大丈夫です!
記事本文では…
などについてもお伝えしているので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね♪
ししとうの種が黒いのは鮮度が落ちているサイン!茶色も同じ!
冒頭でも軽く触れましたが、ししとうの種が黒い状態になっているのは、そのししとうの鮮度がかなり落ちてしまっているのが原因です。
鮮度が落ちると黒だけではなく茶色に変色することもあるので、ししとうの種が白以外に変化している場合はできるだけ早く食べてしまいましょう。
この時注意していただきたいのが、ヘタや実の部分に目立った変化がないかということ。
鮮度の落ちたししとうをそのまま放置していると、次第に水分が抜けてしなしなになり、場合によってはヘタの部分からカビが発生することもあります。
さらに劣化が進むと、実の一部が溶けていたりすることもあり、ここまでくると鮮度が落ちているというよりも腐ってしまっているので処分するしかない状態です。
繰り返しになりますが、ししとうの種が変色している程度であれば種を取り除いてしまえば普通に食べられるので、種の変色を発見したらできるだけ早く食べきるようにしてくださいね。
さらに調べてみたところ、ししとうの種が黒くなるのは、鮮度が落ちている以外では「種が成熟した」「種の中の成分が変質した」などの理由も考えられるとのこと。
特に、ししとうを種ごと冷凍保存した場合には、種の中のタンパク質や脂質が変化を起こし、それによって色が黒く変色してしまうことが多いようです。
とは言え、メインで考えられる原因としてはししとうの鮮度が落ちていることなので、お店で買ってからできるだけ早く食べきるよう意識したいところですね!
ししとうは種をとらないとダメ?上手な取り方のコツも紹介!
ここからは、変色したししとうの種は取らないとダメなのかという疑問について見ていきましょう!
何度もお伝えしていますが、変色した種はししとうが古くなっているサインです。
ししとうは基本的に種やその周りのふわふわした部分(胎座と呼ぶらしい)から傷み始めることが多いので、古くなって変色した種はできる限り取り除いてから調理するのが望ましいでしょう。
単純に見た目も気持ちの良いものではないので、以下に紹介する方法でサクッと取り除くことをおすすめします!
まな板と包丁を使った種の取り方
手順1:まな板と包丁を用意します。
手順2:ししとうを転がして種を胎座から分離させる
ししとうをまな板に置き、手の平で実を軽く押しつけながらゴロゴロと転がします。これにより、種が胎座から外れやすくなります。
手順3:ヘタを切り落とす
包丁でししとうのヘタを切り落とします。
手順4:実の逆さまにしてふる
ししとうの先端をつまみ実の部分を逆さまにしてふると、中の胎座と種が簡単に落ちてきます。
手順5:胎座を取り除く
種が残ってしまう場合は指を使って胎座ごとつまんで取り出せばOKです!
つまようじを使った方法
ししとうのヘタを取り除きます。包丁で切り落としても構いません。
手順2:つまようじで胎座ごとはがす
つまようじを実の中に差し込み、種の周りをぐるりと一周させます。
手順3:実と種を分離させる
実の全体をもみながら、種をはがすようにします。
手順4:種の取り出し
ししとうを逆さまにして先端を弾くと、種や胎座がポロンと飛び出てきます。
どちらの方法もすごく簡単なので、ぜひ試してみてくださいね^^
ししとうの賞味期限の目安と保存方法について解説!
ししとうは新鮮な状態で購入し、適切に保存することが重要です。ここでは、ししとうの賞味期限と保存方法について詳しく解説しますね。
まず、ししとうの賞味期限は、購入時の状態と保存方法に大きく依存します。
一般的にししとうは購入後、冷蔵保存で約1週間程度が目安となります。ただし、これはししとうが新鮮な状態であることが前提ですので、その点にはご注意ください!
ちなみに、ししとうを冷凍保存した場合は、約1ヶ月程度は保存することができます。
ただし、冷凍状態でも徐々に劣化は進んでいくので、冷凍してからもできるだけ早いタイミングで食べるということを意識しましょう!
あと、ししとうは湿気に弱いので、保存する場合は水気をしっかり拭きとってから保存するようにしましょう。
具体的な保存方法についてはこちらの記事で詳しく解説しているので、合わせてチェックしてみてください(´・∀・)ノ゚
鮮度の良いししとうと鮮度の落ちたししとうの見分け方
新鮮なししとうを選ぶ際には、その見た目と質感から鮮度を判断することが大切です。
以下に、新鮮なししとうを見分けるための3つの主要なポイントをまとめてみました!
身の部分にシワが少ない
新鮮なししとうは表面がピンと張っていてシワが少ないのが特徴です。
シワが多いししとうは、水分が失われて古くなっている可能性があります。表面がなめらかで、張りのあるししとうを選ぶのがポイントです。
表面にみずみずしさがある
ししとうのみずみずしさは鮮度を示す重要な指標です。
新鮮なししとうは手に取ったときにしっかりとした重みがあり、押したときに弾力性が感じられます。
また、色が鮮やかで、表面がつややかなものを選ぶことも大切です。
ヘタの状態が良い
新鮮なししとうのヘタは、しっかりとしていて鮮やかな緑色をしています。
ヘタが乾燥して茶色く変色しているものや、しなびているものは、鮮度が落ちている可能性が高いです。ヘタが新鮮で緑色の鮮やかなものを選びましょう。
大きさや色が揃っている
上記に加えて、ししとう全体の均一性もチェックすると良いでしょう。
大きさや形が一定で、均一に緑色のししとうを選ぶことで、食感や味のバランスが取れた料理を楽しむことができます。
これらのポイントを踏まえて新鮮なししとうを選ぶことで、美味しいだけでなく保存できる期間も長くなります。
店頭でししとうを選ぶ際は、これらのチェックポイントを忘れずに確認してみてくださいね!
豆知識!ししとうの種に含まれる栄養素について
最後に、豆知識としてししとうの種に含まれる栄養素について補足しておきますね!
今回は変色した種がテーマだったので取り除くことが前提でしたが、本来ししとうの種にはたくさんの栄養素が含まれています。
以下に詳しくまとめてみたので、参考にしてみてくださいね^^
β-カロテン
β-カロテンは強力な抗酸化物質であり、体内でビタミンAへと変換されるプロビタミンAです。
ビタミンAは視力の健康をサポートし、皮膚や粘膜の健康を維持するのに重要です。
また、β-カロテンは免疫システムの強化や、細胞の老化を防ぐアンチエイジング効果も持っています。
ビタミンC
ビタミンCは免疫力の向上、抗酸化作用、コラーゲンの生成を助けることで知られています。
これにより、肌の健康をサポートし、傷の治りを早める効果が期待できます。
また、ビタミンCは心血管系の健康をサポートし、病気から体を守る役割も担っています。
カプサイシン
カプサイシンはししとうの種に含まれる辛味成分で、脂肪の燃焼を助ける効果があります。
カリウム
カリウムは体内の電解質バランスを整える役割を持ち、高血圧の予防や筋肉の機能維持に重要です。
カリウムはナトリウムと相互作用して体内の余分な塩分を排出し、血圧を正常に保つ助けとなります。
食物繊維
食物繊維は腸内環境を整え、便通を良くする効果があります。
また、食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにすることで糖尿病の予防にも効果があるとされています。
ナイアシン
ナイアシン(ビタミンB3)は、体内でのエネルギー産生に必要な栄養素であり、脂質、タンパク質、炭水化物の代謝に関与しています。
また、ナイアシンは皮膚の健康維持や神経機能のサポートにも重要な役割を果たします。
ししとうの種が黒い場合の対処法のまとめ
ししとうの種が黒や茶色に変色するのは、ししとうの鮮度が落ちているのが主な原因として考えられます。
種の変色だけでヘタや実に大きな変化がない場合は、種を取り除けばそのまま調理して食べてしまっても問題ありません。
ししとうは種やそのまわりの胎座と呼ばれる白い部分からダメになっていくので、種の変色が確認できた場合は必ず取り除くようにしましょう!
また、ししとうは比較的傷みやすい食材なので、お店が購入する時点で鮮度の良いものを選んだ方が長く保存することができます。
この記事で紹介した見分け方を参考に、ぜひ新鮮なししとうをゲットしてくださいね♪