今回は、クエン酸を使うと洗濯機が錆びるのか?という疑問について解説していきます!
クエン酸は洗濯補助剤としての効果が高いことで注目されていますが、一部の洗濯機メーカーは使用に慎重な姿勢を示しています。
その理由は、クエン酸が洗濯機内の金属部品に影響を及ぼし錆の原因になることがあるからです。
たまに使う分には問題ありませんが、柔軟剤や洗濯槽クリーナーとして頻繁に使用すると、洗濯機がダメージを受けるリスクがあるので注意が必要です。
本文では、この件についてさらに詳しく解説しながら、さらにクエン酸で洗濯するデメリットについてもまとめてみました。
一応クエン酸の使い方についても触れているので、お洗濯にクエン酸を使おうか迷っている人はぜひ参考にしてみてくださいね!
クエン酸で洗濯機が錆びるのは本当?金属パーツの劣化に注意!
先程お伝えしたとおり、洗濯機にクエン酸を使用することについては、内部の金属部品が錆びるリスクがあると洗濯機メーカーから警告されています。
クエン酸は水に溶けやすい性質がありますが、洗濯中にクエン酸溶液が飛び散り、金属部品に接触し続けると問題が生じるリスクがあるようです。
いくつかの洗濯機メーカーの公式見解を調査した結果、以下のような対応が確認されました。
日立: 使用を推奨しない
パナソニック: 使用を推奨しないが、洗剤自動投入口の掃除には使用可
【条件付き・中立メーカー】
シャープ: 洗濯槽の掃除に限り使用可OK(使い方には気をつける)
東芝: クエン酸に関する具体的な言及なし
東芝はクエン酸に関して言及していないため、その点では中立的な姿勢です。
洗濯機の基本的な構造はメーカーによって似ているため、シャープの注意書きを考慮するとクエン酸の使用が完全に禁止されているわけではないと思われます。
ただし、使用非推奨としているメーカーの意見も重要なので無視することはできません。
最終的な判断はあなたが現在使っている洗濯機のメーカーの意見に合わせて考えるのが一番安全で分かりやすい判断基準になるかと思います。
どうしてもクエン酸を洗濯に使ってみたい場合は、この記事の一番下の見出しを参考にしてみてくださいね^^
飛び散ったクエン酸を水で洗い流すのだけはお忘れなく!
クエン酸を使った洗濯のデメリットは?覚えておきたい知識を解説!
この見出しでは、クエン酸を洗濯に使う際のデメリットについてまとめておきますね!
クエン酸には雑菌の増殖を抑える効果や繊維を柔らかくする柔軟剤のような効果もあるので悪いことばかりではありません。
とは言え、メリットだけでなくデメリットも知っておくことは必ず役立つと思います^^
カビや酸性の汚れには効果が薄い
クエン酸はアルカリ性の汚れ、例えば石鹸カスや水垢をしっかりと取り除くのに適していますが、カビや皮脂のような酸性の汚れに対してはそれほど効果を発揮しません。
柔軟剤の代わりとして少量を助剤として使用する分には問題ないのですが、クエン酸を洗濯洗剤の代わりとして多用することは推奨できません。
クエン酸のような自然由来の洗浄剤を使用する際には、その洗浄剤がどのような汚れに効果的なのかを知ることが成功のカギとなります^^
クエン酸と塩素系漂白剤が混ざると塩素ガスが発生する
クエン酸と塩素系漂白剤が混ざり合うと、科学反応が起こって非常に危険な「塩素ガス」が発生するリスクがあります。
この反応により生じる塩素ガスは、人体にとって有害なものなので決して混ざらないよう注意が必要です。「混ぜるな危険」ってやつですね。
例えば、クエン酸を日常的に洗濯で使用している場合、洗濯槽に残ったクエン酸が洗濯槽洗浄の時に塩素系漂白剤と反応してしまうようなケースが考えられます。
このような事態を防ぐためにも、使用後は洗濯槽を水で十分にすすぎ、洗濯機にクエン酸が残らないようにすることが重要です。
余談ですが、クエン酸と塩素の反応は、室温や湿度によって反応速度が変わるため、洗濯機だけでなく、室内の環境にも留意する必要があります。
このようなリスクを避けるためにも、クエン酸と塩素系漂白剤は別々の場所に保管し、使用する際にはそれぞれの容器や表示ラベルを確認する習慣をつけることをおすすめします^^
クエン酸の適切な使用量を見極めるのは難しい
クエン酸を洗濯に使う際、難しいのが適切な使用量を決めることです。
インターネットなどで見かけるクエン酸の使用方法は様々で、その使用量にはかなりのばらつきがあります。
クエン酸の量が多すぎると洗濯機内に残留し、金属部品に影響を与えるリスクが高まります。
一方で、使用量が少なすぎると求めているような効果が得られないこともあります。
次のセクションでクエン酸の使い方について触れますが、この分量もあくまで一般的な目安として参考にしてくださいね。
慣れない間は使っている洗濯機や洗濯物に合わせて、適切な量を見つける試行錯誤が必要になるかと思います。
また、クエン酸の使用量を決める際は、洗濯物の量や汚れの程度、水の硬度なども考慮する必要があります。
洗濯機の説明書やメーカーの推奨事項も参考にしながら、自分で最適な量を見つける姿勢が大切です!
洗濯にクエン酸を上手に活用する方法!注意点も解説!
この見出しでは、クエン酸を柔軟剤代わりに使用する方法について簡単にまとめてみました!
クエン酸を洗濯に使用する最適なタイミングは、すすぎの終盤、洗濯機の中の水が透明になった頃です。
適切なクエン酸の量は、水30リットルあたり約1~2グラム(小さじ1/3程度)を目安にしみてください。この量は比較的少なめなので、状況に応じて少し増やしても問題ありません。
クエン酸を加えた後は洗濯機をしばらく回して、衣類にクエン酸が均等に行き渡るようにしましょう。その後、通常通りに脱水して干せばOKです^^
この濃度であれば大抵の場合問題はないと思われますが、念のために使用後は洗濯槽を水で洗い流しておくことをおすすめします!
クエン酸は衣類の黄ばみを予防する効果もあるそうなので、衣替えの季節にも役立つでしょう。
なお、洗濯槽の掃除に関しては、カビや頑固な汚れに効果的な塩素系漂白剤や酸素系漂白剤の使用が推奨されます。
中でもメーカー純正の洗濯槽クリーナーは強力な効果を持っており、定期的な掃除をしていない場合に効果的です。
使ったことない人は、ぜひ一度試してみてくださいね♪
クエン酸で洗濯機が錆びるのかどうかについてのまとめ
ということで、洗濯にクエン酸を使うデメリットについて解説してきました!
クエン酸は金属を錆びさせる力があるので、洗濯機内部の金属部品についてしまうと錆びる原因になってしまいます。
メーカーによっては明確にクエン酸の使用を非推奨としているので、使っている洗濯機がそのメーカー(パナ&日立)に該当する場合はクエン酸の使用を控えた方が良いかもしれません。
もし使うのであれば、少量を柔軟剤の代わりに使う程度にしておきましょう。
そして、使った後は洗濯槽をしっかり水で洗い流すことをお忘れなく!