電子レンジから突然煙が出てきたらかなりビビると思いますが、それらが全て故障が原因で出ている煙というわけではありません。
電子レンジが故障して煙が出るなんてのはごく稀に起こることであって、多くの場合は食材から発生する煙だったりします。
なので、煙が落ち着いて正常に作動するのであれば、その後も普通に使って問題ありません。
というわけで今回は、電子レンジから煙が出る理由やその対処法、さらに煙の匂いを部屋から消す方法などについて解説していきます!
今まさに電子レンジから煙が出てきたという人は、まず落ち着いて、それからこの記事の内容を参考にしてみてください(`・ω・´)ノ
電子レンジから煙が出た後でも使える!
先程お伝えした通り、電子レンジから煙が出たとしても、それは食材から発生している場合がほとんどなので過度に心配する必要はありません。
煙さえなくなってしまえば、その後にそのまま使い続けても大丈夫です。爆発したりしませんので。
詳しい原因は次の見出しで解説しますが、その煙の正体はおそらくラップをせずに加熱した時に発生した水蒸気か、加熱し過ぎて食材の水分が少なくなって焦げてしまった場合などに発生する煙のどちらかだと考えられます。
部屋の温度にもよりますが、寒い時期だとかなり白く見えるのでびっくりしますが、電子レンジが故障しているわけではないのでご安心ください。
ただし、ごく稀にではありますが電化製品の内部が故障してそこから煙が出る場合もあります。
わたしも電子レンジではありませんが、電化製品から一度煙が出てきてビビりまくった記憶があります。
で、ここからが重要なんですが、そういった電化製品の故障から発生する煙というのは、めちゃくちゃ嫌な匂いがします。
食材が焦げた時などの匂いではなく、ビニールやプラスチックなどが燃えた時に出てくる「あ、これやべーな」的な匂いなのです。
なので、万が一あなたの電子レンジからそういった科学的な異臭が感じられる場合は本当に故障している可能性大なので、使用を中止して修理に出すようにしてください。
おそらくそういう場合は内部の配線や基盤がショートして煙が出ているので、もう動かなくなっているとは思いますが、下手にボタンを押しまくったりして動かそうとするのは危険なのでやめておきましょう。
あと、動いてないのに本体が変に熱くなっている場合なども注意が必要ですので覚えておいてください。
まとめると、その煙がヤバい匂いではなく、煙がおさまった後スタートボタンを押したら普通に動くような場合はその後も使用して大丈夫です^^
電子レンジから煙が出る原因と対処法について詳しく解説!
電子レンジから煙が出る原因として考えられるのは以下の5つになります!
ひとつずつ詳しく見ていきましょう!
ラップをせずに加熱し過ぎた
飲み物や水分の多い食材をラップをせずに長時間加熱してしまうと、水分が蒸発して大量の水蒸気が発生してしまいます。
水蒸気は水分なので煙とは違うのですが、見た目は良く似ているので同じように焦ってしまう人も多いかと思います。
対処法はラップをして水分の蒸発を防ぎ、適度な加熱時間で加熱することに尽きます。ただの凡ミスで起こることなので、特に心配する必要はありません。
水分の少ない食材を加熱した
食材にはイモ類などもともと水分が少ない食材も少なくありません。
そうした水分の少ない食材をラップをせずに加熱した場合、水分の代わりに食材そのものの温度がどんどん上昇して、最終的には焦げてしまい、ひどい場合には発火に至るケースもあります。
電子レンジから煙が出る原因としては、最も多く考えられる理由だと思います。
よくあるのが電子レンジでさつまいもをそのまま加熱して蒸かし芋を作ろうとするパターンですね。
他の記事でも書いた内容なんですが、さつまいもをそのままレンジに放り込んで加熱し続けた場合、ある実験では14分程度で爆発して発火してしまいました(動画で見ました)。
なので、水分の少ない食事を電子レンジで加熱する場合は濡れたキッチンペーパーなどで巻いて、さらにその上からラップで包んで加熱するという一手間が必要になります。
長時間にわたって食材を加熱した
これは普通に長時間加熱し過ぎて食材が焦げてしまうパターンですね。
特に説明するような部分もないですが、水分の少ない食材じゃなかったとしても、電子レンジで長時間加熱し続ければいつかは水分が蒸発して焦げ始めてしまいます。
水分が多いからといって油断せず、適切な時間設定と、様子を見ながらの加熱が予防策となるでしょう。
電子レンジが汚れている
あまり掃除ができていない電子レンジを使っている場合に考えられるのですが、電子レンジ庫内に飛び散った食材や調味料の汚れが焦げて煙が出てしまうパターンです。
食材は無事なのにどこからか煙が出るとか、焦げ臭いように感じる時は庫内の汚れが原因になっていることが多いですね。
特に、食材を温めるマイクロはが出てくる部分に食材のカスなどが張り付いていた場合などはこの傾向が強く出るようです。
対策としてはとりあえず、レンジの庫内を隅々までキレイに掃除すること。そして、今後は定期的に掃除をして汚れをためこまないようにすることです!
【重曹を使ったお掃除方法】
コップや耐熱容器に水約200mlと重曹大さじ2杯を入れて混ぜ合わせます。
ステップ2:電子レンジで加熱する
重曹の溶けた水を入れた容器を電子レンジに入れ、5分程度加熱します。重曹の蒸気で汚れを柔らかくするわけですね。
ステップ3:拭き掃除
電子レンジが冷めたら、内部をスポンジや濡らして固く絞った布で拭き取ればお掃除完了です!
間違えてオーブン機能を使った
あまりないとは思いますが、ボタンを間違えてオーブン機能で加熱してしまうというケースもあります。
この場合、気付くのが遅れると当然食材は焦げまくりですので煙も出ることでしょう。ラップをしてたらそれも溶けるので嫌な臭いもしてきます。
当たり前なんですが、これはもう気を付けるしかないので、ボタンを押す前にしっかり確認するようにしましょう^^;
電子レンジの焦げた匂いを部屋から消す方法を紹介!
ここからは、電子レンジから発生した焦げた匂いを解消する方法をご紹介します!
まずは基本の「換気」
焦げ臭いがしたら、まずは窓を開けてしっかり換気をしましょう。
部屋中に広がったニオイを外に出すことが大切です。2か所以上の窓を開けて、空気が部屋を通り抜けるようにすると効果的です!
蒸気でサッと掃除
次に、電子レンジ内の掃除です。臭いの元を断つ感じですね。
タオルを濡らして絞り、電子レンジに入れて3分ほど温めましょう。これで庫内の汚れが浮き上がり、拭き取りやすくなります。
これでダメなら上で紹介した重曹を使う方法を試してみてくださいね!
カーテンやソファーカバーを洗濯
電子レンジから発生した焦げ臭は、カーテンやソファーカバーにもついてしまいます。いくら換気しても臭いが取れない場合は、これらの繊維から臭っている場合があります。
こうした臭いの対策としては洗濯することです。ちょっと手間ではありますが、臭いがしつこい場合はこれらを全て洗濯してリセットするのも良いでしょう。
消臭スプレーや消臭剤を使う
すぐに洗濯できない場合は、消臭スプレーを使うのも一つの方法です。これだけでは根本的な解決にはなりませんが、一時的に焦げ臭を軽減することができます。
この時に使うのは香りのついているものではなく、単純に臭いを消すタイプのものをおすすめします。
香り付きタイプだと焦げの臭いと混ざってしまって余計にひどい状態になってしまう可能性がありますので…。
この記事のまとめ
電子レンジから煙が出るのは、ほとんどの場合食材を加熱し過ぎて焦げてしまうのが原因です。
なので、煙が落ち着いた後正常に作動するようであれば、そのまま使い続けても大丈夫です!
もちろん故障して煙が出るケースもありますが、その場合は独特の嫌な臭いがするのですぐ分かるかと思います。
その場合はすぐに使うのを中止して、修理に出すようにしてくだしさいね(´・∀・)ノ゚