「おにぎりの思い出」と聞くと、多くの方が子供のころに親が作ってくれた温かいおにぎりを思い浮かべることでしょう。
特にアルミホイルに包まれたおにぎりには、何とも言えない懐かしさとおいしさがあります。わたしも家族でおでかけする時は、必ずと言っていいほどアルミホイルで包んだおにぎりを用意しています。
ところが、近頃「アルミホイルを使うと健康に影響があるかもしれない」という情報を目にするようになりました。
結論からお伝えすると、アルミホイルでおにぎりを包むことによる悪影響の心配はありませんので、とりあえずご安心ください。
この記事では、
などについてもお伝えしています。
この記事を参考に、アルミホイルを使って美味しいおにぎりを楽しみましょう!
アルミホイルのおにぎりは体に悪いわけじゃない!
まずは、アルミホイルで包んだおにぎりが体に悪くないという理由から見ていきましょう。
アルミホイルの主成分であるアルミニウムは、自然界に広く存在し、わたしたちの日々の生活でも無意識のうちに摂取しているものです。
水や空気、食べ物、調理器具などにも含まれており、通常の生活範囲であれば健康への害はほとんど考えられません。
かつて、アルミニウムがアルツハイマー病に関連しているという話がありましたが、今日ではそのような繋がりは科学的に証明されていません。
世界保健機関(WHO)を含む多くの研究からも、その関連性は見つかっていないんです。
細かいことを言えば、アルミホイルでおにぎりを包んだ際に微量のアルミニウムがおにぎりに移ることはありますが、これくらいであれば健康を害するほどの量ではありません。
なので、「アルミホイルでおにぎりを包むのは体に悪い」という心配は無用なんです。
このような誤解が生まれたのは、先程の論文の話や加工食品に含まれるアルミニウムに対する不安からかもしれません。
と言うのも、アルミホイルからおにぎりにつく程度の量であれば問題ありませんが、万が一アルミニウムを大量に摂取してしまうと体に悪影響が出てしまうのも事実だからです。
繰り返しになりますが、わたし達の日々の生活の中でアルミニウムを過剰に摂取することは少なく、特にアルミホイルでおにぎりを包んだくらいでは全く問題ありません。
もし、それでもアルミニウムが心配な方は、ラップで包んでからアルミホイルで包むという手もあります。
通気性は悪くなりますが、保温効果という点では役に立ちますよ♪
おにぎりをアルミホイルで包むことのメリットについて
アルミホイルを使っておにぎりを包むことには、いくつかの魅力的なメリットがあります。以下でそのメリットを紹介しますね!
おにぎりがよりおいしく感じる
プラスチックラップと比較して、アルミホイルはおにぎりとの間に少し隙間を作るため、おにぎりがべちゃっとしにくく、お米の粒感を保ちやすくなります。
この隙間が余分な熱や水分を逃がすため、冷めた後もふんわりとした食感が楽しめるんです♪
ちなみに、その食感の違いは時間が経つにつれてよりはっきりとしてきます。アルミホイルで包まれたおにぎりは時間が経ってもしっとりと柔らかく、その美味しさを長持ちさせることができるのです。
雑菌の繁殖を防ぐ効果がある
アルミホイルはおにぎりとの間に適度な隙間を作ることで通気性を確保してくれます。これにより、表面が適度に乾燥するため、雑菌の繁殖が抑えられるという仕組みです。
さらに、アルミホイルの遮光性と反射性により、太陽の光や熱からおにぎりを守り、内部温度の上昇を抑えることができるため、特に暑い季節にはアルミホイルで包んだおにぎりの安全性が高まります(長時間の放置はダメ逆効果ですが)。
このように、アルミホイルはおにぎりを新鮮で安全に保つ手助けをしてくれるのです^^
保温性が向上する
アルミホイルには保温効果があるので、寒い季節にもおにぎりを温かく保つのに役立ちます。
外の冷たい空気から熱を守りながら、おにぎりの中の温かさをキープすることができるのです。
さらにカイロなどを使って保温性をたかめれば、冬のピクニックやスポーツ観戦などのアウトドア活動でも、温かいおにぎりを楽しむことができます♪
持ち運びが便利
アルミホイルは軽量ながら、しっかりとおにぎりを包むことができます。
包んでしまうと想像以上にしっかりするので、おにぎりがバッグの中で崩れることなく、外出先でも美味しくおにぎりを楽しむことができます。
また、食べ終わった後のホイルは小さく丸めて持ち帰ることができるのでゴミの扱いも簡単です^^
トースターで再加熱できる
アルミホイルで包まれたおにぎりは、オーブンやトースターで簡単に再加熱することができます。
アルミホイルが熱を均一に伝えるため、中までしっかりと温めることができますよ!
アルミホイルでおにぎりを包む時に注意してほしいこと
最後におにぎりにアルミホイルを使う際に気をつけたいことについて補足しておきます!
おにぎりが冷めてから包む
おにぎりをアルミホイルで包む際には、握りたての熱々の状態で包むと、ごはんがホイルにくっついてしまうことがあります。
適切な冷却が必要ですが、冷えすぎるとおにぎりの表面がパサパサに乾燥してしまうため注意が必要です。
おにぎりを握った後、ラップやキッチンペーパー、または固く絞った布巾を軽くかぶせ、少し冷ましてからアルミホイルで包むのがおすすめです!
ホイルのサイズを適切に選ぶ
おにぎりを包む際には、ホイルを無駄に使わないよう、おにぎりの大きさに合わせてカットしましょう。
大きすぎると包みにくく、小さすぎるとおにぎりが露出してしまいます。適切なサイズで切ることで、きれいに包むことができますよ。
ホイルの扱いに注意
アルミホイルは非常に薄いため、扱いが雑だと簡単に破れてしまいます。
おにぎりを包む際には、優しく扱い、もし破れてしまったらその部分を補強するか新しいホイルで再度包んでください。
使用済みアルミホイルの再利用
使用したアルミホイルは、食品の残りかすや油が付着している場合が多いため、再利用する際は注意が必要です。
清潔な状態であれば、別の用途での再利用も考えられますが、衛生を最優先に考えましょう。
豆知識!アルミホイルの特徴と使う時の注意点について!
アルミホイルは日常的に多くの場面で使用されていますが、正しい使い方を心掛けることが重要です。
特に、アルミホイルは水分、塩分、酸性物質やアルカリ性物質に弱いという特性を持っています。
このため、特定の条件下で腐食を起こすことがあり、見た目にも影響を及ぼすことがあるので注意が必要です!
水分に触れ続けるのを避ける
アルミホイルを湿気の多い環境に放置すると、結露によりホイルが腐食し、乳白色や茶褐色、時には黒色に変色することがあります。
特に保管期間が長い場合には、このような変色が帯状に現れやすくなります。もしホイルが粉を吹いてもろくなっている場合は、食品に使用するのを避け、新しいホイルに交換するのが安全です。
強酸性の食品を直接包まない
梅干しやレモンのような「強酸性の食品」は、アルミホイルを使う際に注意が必要です。
これらの食品を長時間アルミホイルで包んでおくと、ホイルが反応して溶け出すことがあります。
同様に、醤油や塩分の多い料理をアルミホイルで長時間調理する際もホイルが腐食しやすくなるので注意しましょう。
これらのアルミホイルの特性を理解しておくことで、料理の際に美味しく、また安全に使用することができます。
おにぎりを包むこととはあまり関係がないかもしれませんが、大切な知識ですので、ぜひ覚えておいてくださいね!
まとめ
以上、アルミホイルでおにぎりを包む際の安全性とメリットについて解説しました。
アルミニウムは自然界に広く存在し、わたしたちの日常生活で避けることは難しいですが、通常の生活で摂取される量では健康への悪影響はほとんどありません。
また、体内に入ったアルミニウムの大部分は排出されるので、アルミホイルでおにぎりを包むことなんら問題はないのです。
注意点としては、アルミホイルでおにぎりを包む場合は、水気の多い環境や強酸性の食品を避けるようにしましょう。
おにぎりを包む程度の短時間ではどうってことないですが、これらの使い方はアルミホイルの扱いとしてはNGポイントとなります。
アルミホイルでおにぎりを包むのにはたくさんのメリットがるので、体に悪いんじゃないかと不安がらずにどんどん活用していきましょう!
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