秋になると綺麗に色づくイチョウの木。
そこから取れる食材と言えば…
しぶいお味の「銀杏」ですね(●´艸`)
昔に比べて食べる人が減っている銀杏。
ですが、今でも茶碗蒸しなどに
入っているのをよく見かけます。
子供よりも大人に好かれるこの秋の味覚、
実は「銀杏中毒」になってしまう
危険性を持っている食材なのです(´Д`。)
安心して美味しく食べるためにも
詳しいことを知っておきたいですよね。
という訳で今回は、
「銀杏中毒の症状と子供に食べさせる時の注意点」
をご紹介いたします(〃ゝ∇・)ゞ
銀杏中毒って何?まずは原因と症状を確認!
「銀杏中毒」ってあまり
聞きなれない中毒名ですよね。
そこでまず、銀杏中毒の症状や原因を
確認していくことにしましょう(`・ω・´)ノ
以下に症状および原因をまとめますので、
お目通し頂ければと思います(*´∀`*)ゞ
① 症状
銀杏を食べた直後~12時間後と
わりとすぐに症状が出始めます。
ただし、食べてすぐは何ともなく
て半日後に急に具合が悪く…
という場合もあるので注意してください。
また銀杏中毒は大人よりも
子供の方がなりやすいと言われています。
最も多く見られる症状は
の三つです(`・ω・´)ノ
この中で注意が必要なのは痙攣。
「激しく震えること」という印象があるかと思いますが、
実際には硬直して動かなくなる場合もあります。
そうなると喋ることも出来ないと言われています。
子供の場合は特にこのケースが多いので、
急に静かになったら中毒を疑ってください!
なお、この他にも稀に、
といった症状が見られる場合も。
最悪の場合も想定されます。
銀杏を食べて半日以内に何かしらの
不調を感じたらすぐに病院へ(`・ω・´)ゞ
② 原因
上記のような症状を引き起こすのは、
銀杏に含まれる「メチルピリドキシン」
という成分だと言われています。
これはビタミンB6の働きを邪魔する迷惑なもの(´-ω-`)
この成分を摂取すればするほど、
人間の体内はビタミンB6欠乏症と
似た状態になってしまいます(´ー`A;)
その結果、銀杏中毒の症状が
表れることになるようです。
また、銀杏中毒はその時々の
体調に発症リスクが左右されるので、
食べる時ごとに注意が必要!
「前は大丈夫だったから今回も大丈夫」
ということはありません。
あまり有名ではない銀杏中毒ですが、
実はとっても恐ろしいものだと
いうことがお解り頂けたと思います。
最後に、実際に銀杏中毒にかかった
子どもの症例を以下に挙げておきますね。
銀杏を食べていた子供が急に静かになった。
先程まで外で遊んでいたから
疲れたのだろうと特に気に留めなかった。
十分程経っても全く動いておらず、
全く喋っていなかったので心配になって
声をかけたが反応はない。意識はある。
急いで病院に連れて行ったら銀杏中毒と
診断され、一週間前後の入院を余儀なくされた。
銀杏を食べていた子供が急にフラフラし、
心配している最中、突然倒れた。
意識不明で病院に運び込まれたが、
意識は戻らず最悪の事態に…。
なぜ子供の方が危険なの?食べさせる時の注意点もチェック!
銀杏中毒の症状と原因および実際の症例を見て、
危険性は充分に理解して頂けたと思います。
更に言えば、銀杏中毒の患者のうち八割は子供で、
そのほとんどが七歳以下の小さな子供達というデータも。
怖いですよね(´□`。)
でも、もちろん防ぎようはあります!
ご安心ください(o´・∀・)b
そもそも何故、子供の方が
銀杏中毒になりやすいのでしょうか?
その理由は以下の二点にあります(●´∀`)ノ
② 体が小さいため、毒素が回りやすい
要約すると「身体が未発達なため」、
銀杏の毒成分に対抗できないのです。
逆に言えば、身体が成熟するにつれ
銀杏中毒になるリスクは下がる、
ということになりますね((*´∀`))
とは言え小学生以上の子供なら、
「一個食べただけで中毒になる」
ということはまずありません(´・∀・)ノ゚
過剰に食べてしまうことで
中毒症状を引き起こしてしまうのです。
つまり、銀杏中毒を防ぐためには
食べる個数を気にかければOK!
身体の未成熟な子供に銀杏を食べさせる時には、
安全に配慮し一日に三個までとしておきましょう。
更に言えば、七歳以下の子供には
食べさせないのが理想的です(●´▽`)
また、五歳以下の子供には絶対に
食べさせないようにしましょう!
健康な大人の場合は十個以下ならまず安全だと思います。
なお子供の場合も大人の場合も、体調が優れない時や
疲労が溜まっている時には銀杏を食べるのは控えてください。
体の弱っている時が一番危険です(`・ω・´)
食べ過ぎないことが安全への一歩!季節の味覚はほどほどに♪
以上、
「銀杏中毒の症状と子供に食べさせる時の注意点」
をご紹介させて頂きました。
お役に立てましたでしょうか?
どんな食べ物も「食べ過ぎ」は
良くない結果を引き起こします((+_+))
銀杏はより一層そういった側面が強い食材。
食べる個数には注意して、安全に美味しく
秋の味覚を堪能してくださいね
それでは、今回はこのあたりで。
ご訪問、ありがとうございましたm(__)m